公式情報の確認日:2026年11月3日。この記事は仕様の整理で、復元操作を実測したレビューではありません。料金や対応プランは契約時に公式ページで再確認してください。
「ロリポップに自動バックアップがあるなら、有料オプションはいらない?」それとも、「自分では戻せないから付けるべき?」と迷っていませんか。サイトが崩れたときに、誰へ何を頼めるか分からないままでは不安が残ります。
見落としたくないのは、データが残っていることと、ホームページを元に戻せることは別だという点です。保存する機能だけで選ぶと、復元の作業や担当が決まらないままになることがあります。
この記事では、無料の自動バックアップと7世代バックアップを、費用・保存方法・戻し方で比べます。自分で行う作業と依頼する範囲を整理して、オプションが必要か判断しましょう。
無料で足りるかは、復元の担当まで決めて判断する
ハイスピード・エンタープライズには、保管しているバックアップデータを無料で提供する自動バックアップがあります。ただし、復元操作は利用者が行います。
7世代バックアップは、保存間隔を設定し、過去7回分をダウンロードしたり、管理画面から復元したりするオプションです。エンタープライズは無料、その他の対応プランは月額440円です。
無料の自動バックアップと7世代バックアップの比較
| 確認項目 | 自動バックアップ | 7世代バックアップ |
|---|---|---|
| 対象プラン | ハイスピード、エンタープライズ | エコノミー、ライト、スタンダード、ハイスピード、エンタープライズ |
| 料金 | 保管データの提供は無料 | 月額440円。エンタープライズは無料 |
| 利用方法 | 保管データの提供を受け、自分で復元する | 保存したデータのダウンロード・復元を管理画面で操作する |
| 保存間隔 | 希望時点のデータがあるとは限らない | 利用者が設定できる |
出典:自動バックアップの公式説明、7世代バックアップの公式説明、バックアップオプションの公式マニュアル。
「無料でデータをもらえる」と「サイトが戻る」は別の工程
自動バックアップの公式説明には、復元操作は利用者自身で対応すること、データ作成・更新のタイミングによって復旧できない場合があることが記載されています。「問い合わせれば必ず元どおりにしてもらえる」とは考えない方がよいでしょう。
例えば、更新ミスで問い合わせフォームが動かなくなった場合。バックアップデータを受け取るだけでなく、サイトへ戻し、表示とフォーム送信を確認するところまでが復旧です。制作会社に保守を頼むなら、この作業が月額費用に含まれるかを確認します。
無料で足りる?有料を付ける?管理体制で選ぶ
| 現在の管理体制 | 検討する方法 | 契約前に確認すること |
|---|---|---|
| ハイスピードを使い、自分で復元できる | 無料の自動バックアップを備えとして利用 | 必要な時点のデータがあるとは限らないため、自分でも更新前に保存する |
| 保存間隔や復元日時を管理したい | 7世代バックアップを検討 | 保存対象・頻度・時刻を設定し、復元手順を確認する |
| ライトを使っている | 7世代バックアップや別の保存方法を用意 | ライトは無料の自動バックアップの対象外。サーバー料金と追加費用の合計で選ぶ |
| 制作会社に保守を依頼している | 既存の保守契約を先に確認 | 保存・復元・動作確認の範囲と、追加の復旧費用を確認する |
7世代バックアップを月額440円で12か月利用した場合、追加費用は年間5,280円です。サーバー料金は別にかかります。エンタープライズではこのオプション料金は無料です。バックアップを理由に上位プランへ変える場合も、サーバー料金を含む総額で比較してください。
7世代バックアップが候補になる場面
自分で更新し、保存のタイミングも管理したいなら、7世代バックアップを検討できます。公式マニュアルでは、対象フォルダ・保存頻度・時刻の設定、任意のタイミングでのバックアップ、Webデータとデータベースの復元を案内しています。
一方、有料オプションを付ければすべて任せられるわけではありません。設定する対象、戻す日付、復元後の確認は決めておく必要があります。
WordPressを戻す前に確認する4項目
- どの時点に戻すか。不具合が起きる前の保存データを選べるか確認します。
- 何を戻すか。ファイルとデータベースの対象を公式手順で確認します。
- 後から追加した情報はあるか。保存時点より後の投稿や更新内容を、復元前に別に残す必要がないか確認します。
- 誰が復旧を確認するか。ページ表示、管理画面、フォーム送信を担当者が確認します。
復元する対象と手順は、契約しているサービスの公式マニュアルで確認してください。公式の復元手順を確認する
7世代をどう残す?サイトの更新頻度から保存間隔を決める
保存間隔は、失うと困る更新がどれくらいあるかで決めます。毎日実績や記事を追加するサイトと、月に1回営業時間だけ直すサイトでは、必要な保存のタイミングが異なります。7世代は保存回数なので、毎日取得する場合と週ごとに取得する場合で、残る日時の並びも変わります。
- 文章や写真を更新する前:戻せるよう、変更前のファイルとデータベースを保存する。
- 問い合わせや予約データが増えるサイト:受信メール・サイト内の記録・外部サービスのどこに保存されるかを確認する。
- 更新頻度が低いサイト:定期保存に加えて、プラグインやテーマを更新する前の保存を忘れない。
ロリポップの7世代バックアップは、対象フォルダ、取得頻度・時刻を設定できます。公式マニュアルには任意のタイミングで取得する手順もあります。契約後は「設定した」だけで終えず、必要な対象と日時のデータが残っているか確認しましょう。
確認先:バックアップオプションの設定、今すぐバックアップの操作(2026年10月28日参照)。
エクスポートとバックアップを混同しない
WordPressの投稿・固定ページを書き出すエクスポートと、サイトのファイル・データベースを保存するバックアップは目的が異なります。記事のXMLファイルがあるだけで、テーマ、プラグイン、画像などを含むサイト全体が必ず戻せるとは考えないでください。
保存先も一か所に偏らせず、重要なコピーはサーバー以外にも保管する方法を検討します。復元テストは安全に試せる環境で行い、戻す日時より後に追加された情報の扱いも確認しましょう。参考:WordPress公式のバックアップ説明。費用を含むプラン選びはライトとハイスピードの比較へ。
もうデータを消してしまったら?オプション未契約でも確認できること
復旧の連絡前に整理するメモ
どの状態へ戻したいかを説明できるよう、分かる範囲で控えます。これは当サイトの整理用メモです。実際の依頼は公式フォームの必須項目・案内に従ってください。
対象サイト・契約プラン: 最後に正常だった日時: 不具合に気づいた日時: 直前に行った更新・削除など: 必要なデータ(Web/データベース/不明): 分かればデータベース名: 戻す日時より後に増えた投稿・予約など: 復元作業と動作確認の担当:
日時が分からなければ、最後に正常表示を確認した時点と、異常に気づいた時点を分けて伝えます。復元に不慣れなら、対象と戻す日時を確定する前に保守担当へ相談しましょう。
「今から契約しても、消えたサイトは戻らない?」と困っている場合は、まず契約中のバックアップと、提供元に残っているデータを確認します。今後の保存方法を選ぶことと、すでに失ったデータの調査は分けて進めましょう。
ロリポップの公式FAQでは、バックアップオプションを利用していなくても、保管データを提供できる場合があると案内しています。提供料金はハイスピード・エンタープライズが無料、エコノミー・ライト・スタンダードが税込11,000円です。月額440円の7世代バックアップとは別の案内です。
- 復旧対象のロリポップアカウントでログインし、公式お問い合わせの「バックアップデータの提供依頼」へ進む。
- 対象サイト・希望日時・何が起きたかを整理し、フォームの必要項目を記入する。
- 提供可能なデータと料金を確認し、受け取った後に誰が復元するかを決める。
希望日時のデータが必ず残るとは限りません。Webデータ・データベースは、受け取り後の復旧作業を利用者が行う方式です。内容を事前確認できず、希望データが含まれなくても提供後の返金はできないとの注意があります。公式FAQでデータ提供の条件・依頼方法を確認する(2026年11月3日確認)。
7世代バックアップを使っている場合
保存履歴と対象日時を確認し、公式の復元手順を照合します。Webサイトとデータベースは操作が分かれています。復元先の既存データが上書きされるため、戻す日時と対象を確かめ、復元前の状態と後から増えた情報も別に残す必要がないか確認してください。
復元後はページの表示に加え、フォーム送信・通知の受信まで担当者が確認します。通知だけ届かない場合は、フォーム通知メールが届かないときの確認順で切り分けられます。この節は公式手順の整理と当サイトの確認案であり、復旧成功を保証するものではありません。
よくある質問
7世代バックアップも自動で保存されますか?
はい。対象や取得頻度・時刻を設定して、自動で保存するオプションです。「無料は自動、有料は手動だけ」という違いではありません。管理画面から必要なデータを取り出したり復元したりできる点も含めて比べます。
有料オプションを使わず、自分で保存する方法はありますか?
手動やWordPress用のバックアップ機能を使う方法もあります。ただし、一般的なWordPressサイトの復元にはファイルとデータベースの両方が必要です。保存対象・保存先・戻す手順を確認し、サーバー以外にもコピーを残す運用を検討してください。投稿のエクスポートだけでサイト全体のバックアップになるわけではありません。参考:WordPress公式:バックアップの構成。
更新前に「今すぐバックアップ」を何度も実行できますか?
公式手順では、バックアップ実行から24時間以内は次のバックアップを行えないと案内されています。更新作業を始める前に、直近の取得日時と、必要なデータが保存されているかを確認してください。公式の操作方法と制限も確認しましょう。
7世代は「7日分」という意味ですか?
過去7回分の保存データを指します。保存間隔を設定できるため、必ず7日分とは限りません。更新頻度に合った間隔と、必要な日時のデータが残るかを確認してください。
無料バックアップがあれば、7世代バックアップは不要ですか?
復元を担当できる人がいるか、保存のタイミングを管理したいかで判断します。無料の自動バックアップはデータ提供の仕組みで、復元代行ではありません。別の方法で保存・復元を整えているなら、有料オプションを重ねて契約する前に役割を確認しましょう。
仕事用サイトでは「復旧の担当」まで決めて選ぶ
自分で管理する、制作会社に保守を依頼する、別のバックアップ方法を用意する。どれを選ぶ場合も、保存する方法と戻す担当をセットで決めると、契約後の行き違いを減らせます。
プラン料金も含めて比較する
バックアップだけでプランを決めず、サイトの作り方や管理方法も合わせて確認しましょう。