JimdoからWordPressへ変えたい。でも、「今のURLは引き継げる?」「仕事のメールや問い合わせが止まらない?」と、切り替えに踏み切れずにいませんか。
ドメインを移すだけでは、文章・画像・メールまで一緒に移るわけではありません。新サイトを作って動作を確認し、ドメイン・メール・旧契約を順に切り替える計画が必要です。
この記事では、移行の5手順と切り替え前後に見落としたくない確認表を使って、何を先に準備し、いつ旧契約を整理するかを決められます。まずは今のドメインとメールの管理先を確かめるところから始めましょう。
対象は、小規模事業の案内サイトです。手順は公式資料をもとにした計画例です。当サイトがJimdoの全プランで移行を実施・検証した記録ではありません。
先に確認するのは、この3つ
- 今のサイトはクリエイターか、AI ビルダーか。
- 独自ドメインと業務メールを、どこで管理しているか。
- 新サイトの公開日と、旧契約の終了日を分けて決められるか。
まだ移行すべきか迷っている場合は、JimdoとWordPressの費用・機能・管理の比較から確認してください。
ドメイン移管と、ホームページの移行は別の作業
「ドメイン」はサイトの住所、「コンテンツ」は文章・画像・ページ構成、「メール」は送受信の仕組みです。移行計画では、3つを別の項目として管理します。
| 移行するもの | 確認すること |
|---|---|
| ページ・画像・資料 | 原稿、画像の元データ、PDF、ページ構成を保存し、WordPress側で再構成する範囲を決める。 |
| 独自ドメイン | 登録先、有効期限、管理者の連絡先と、必要な移管・接続手続きを確認する。 |
| 業務メール | メール提供元、利用アドレス、転送、過去メールの保存、新しい送受信設定を確認する。 |
Jimdoクリエイターの公式案内でも、ドメインを他社へ移管しても、ホームページのコンテンツとメールアカウントは一緒に移らないと説明されています。公式:ドメイン運用について。
無料のサービス付属URLと、自分で取得した独自ドメインも分けて考えます。付属URLを自分の独自ドメインと同じように移管できる前提で、契約を進めないでください。
最初に、旧サイトの情報を手元に残す
ページを作り直し始める前に、次の情報を一つのメモへまとめます。問い合わせ本文などの顧客情報は、移行確認用の共有資料へ安易に複製しません。
- 公開中のページURLと、そのページの役割。
- 残す文章・写真・PDFと、再利用できる権利・利用条件。
- フォーム項目、通知先、自動返信、予約・決済などの外部連携。
- ドメイン管理先、有効期限、現在のDNS設定、メール提供元。
- アクセス計測とSearch Consoleの設定、契約更新日、解約手続きの期限。
元の画像を持っていない場合は、利用できるデータと権利を確認して確保します。画面のスクリーンショットだけを残しても、画像やリンク、フォームの設定を再現できるとは限りません。
作り始める前に、契約の期限を確認する
「新サイトができたら手続きしよう」と考えていませんか。ページを作る時間とは別に、ドメインの移管や契約更新の期限があります。まず今の契約更新日とドメイン有効期限を控え、使っているサービスの案内を確認してください。
以下はJimdoクリエイターの公式案内です。AI ビルダーには、そのまま当てはめません。期限まで待つための表ではなく、早めに相談が必要か判断するための表です。
| 手続き | 公式案内の期限・目安 | 先にすること |
|---|---|---|
| 有料プランの通常解約 | 契約更新日の7日前までに申請。現在の契約期間終了時に有効 | 管理画面と受理メールで、実際の解約日を確認 |
| 解約とドメイン移管を併せて検討 | 通常解約の案内では45日以上前の手続きを推奨。管理メニューから解約できない場合の申請案内では45日以上前を要求 | 自分の手続き方法と申請期限をJimdoへ確認 |
| ドメインの転出移管 | 転出案内では契約終了日・ドメイン有効期限の40日前までの依頼 | 登録先、ドメインの種類、移管先の受付条件を確認 |
45日と40日は、案内の対象や手続きが異なります。「40日前ならどの手続きも間に合う」と判断しないでください。すでに期限が近い場合は、制作や新規契約を先に進める前に、Jimdoと移管先へ相談します。移管日時は指定できず、登録・移管から60日間の制限がかかるドメインもあります。
ドメインの転出だけなら、有料プランを解約せず進める方法も公式に案内されています。移管・解約・サイト公開を一度に行う必要があると決めつけず、必要な契約を残せるか確認しましょう。メールの保存と新しい送受信の準備も別途必要です。
出典:クリエイター有料プランの解約、管理メニューから解約できない場合、ドメインの転出移管。確認日:2026年11月5日。条件は変更されるため、実施時に利用中の契約で再確認してください。
JimdoからWordPressへ移行する5つの手順
1.必要な機能と、新しい管理担当を決める
記事を増やす、外部ツールをつなぐなど、移行して解決したいことを具体化します。そのうえで、WordPressの更新、バックアップ、障害時の復旧を誰が行うかを決めます。変更したいことが文章と写真だけなら、現在のサービスで対応できないかも先に確認しましょう。
サーバー選びでは初期料金だけでなく、更新料金と戻し方を確認します。候補を絞る際はロリポップとエックスサーバーの料金・復旧方法の比較を使えます。
2.旧サイトを残したまま、新サイトを作る
作業用の環境でWordPressを構築し、原稿・画像・ナビゲーションを組み直します。既存のJimdoサイトへ直接上書きするつもりで、先にドメインの向き先を変えないようにします。作業用サイトのアクセス制限と、公開時に解除する検索除外設定も記録します。
最初はトップ、サービス内容、料金、実績、問い合わせなど、現在の受付に必要なページを優先。デザイン変更と全原稿の刷新を同時に行う場合は、移行確認の対象も増えるため、担当と確認日を分けます。
3.ドメインとメールの切り替え方法を確認する
Jimdoで管理しているドメインを転出する場合は、サービス、ドメインの種類、解約を伴うかで手続きが異なります。先に契約と移管の期限で、自分の申請方法を確認してください。
AI ビルダーでは、公式の手順に沿ってAuthCodeを取得します。同案内は、ドメイン移管に伴うメールへの影響と、有料プランが自動解約されないことも示しています。先に新しいメールの利用方法を決めておきましょう。公式:AI ビルダーのドメイン転出手順。
独自ドメインをすでに他社で管理している場合も含め、誰がどのDNSレコードを変更するかを確認します。Web用の設定を変える作業と、メール用のMXなどを変える作業を混同しないよう、現在値を控えて提供元の指示と照合してください。AuthCodeなどの秘密情報は公開したり、一般の共有メモへ載せたりしません。
4.切り替える前に、受付まで通して試す
スマホで料金と連絡先を確認し、自分で管理するアドレスから架空の内容を送ります。完了画面だけで終わらせず、担当者の受信、自動返信、返信ボタンの宛先を確認してください。予約や決済は、各サービスのテスト機能・手順に沿って別途確認します。
問い合わせフォームの設計と送信テスト、通知メールが届かないときの確認順も使って、旧サイトでできていた受付が新サイトでも成立するかを確かめます。
5.公開後の確認を済ませてから、旧契約を整理する
決めた日時に切り替え、実際の公開URLで表示・フォーム・メールを再確認します。旧環境の設定と元データは、切り戻しが必要な場合に備えて管理します。ドメインやメールの作業完了を確認する前に、旧アカウントや契約を削除しないでください。
必要な確認とデータ保存が終わったら、Jimdoの契約状態、ドメインの更新先、メールの請求先を一つずつ確認します。移管したから解約済み、サイトを非公開にしたから請求終了、と決めつけず、それぞれの管理画面と通知で確認します。
URLを変える場合は、ページごとの対応表を作る
同じ独自ドメインを使い続けても、ページの末尾が変わればURLは変わります。旧ページと同じ内容を置く新ページを、一対一で対応させてください。
| 旧URLのパス例 | 新URLのパス例 |
|---|---|
| /サービス案内/ | /service/ |
| /料金/ | /price/ |
| /お問い合わせ/ | /contact/ |
これは架空の例です。実際の末尾のスラッシュや文字表記も含めて旧URLを記録します。URLを継続できるページは継続し、変えるページは恒久的な転送を設定できるか確認します。
Googleは、可能ならサーバー側の301・308による恒久的なリダイレクトを推奨しています。ただし、新しいWordPressに転送設定を入れるだけで、Jimdoの旧付属URLへのアクセスまで制御できるわけではありません。旧URLを受ける側で何を設定できるか、サービス提供元へ確認します。設定できない場合の移転案内リンクも、恒久転送と同じ効果を保証するものではありません。Google公式:リダイレクト。
無関係な旧ページをすべて新トップページへ送るのではなく、対応する内容へ案内します。公開時には検索除外設定、サイトマップ、計測と所有権確認を点検。移行後はSearch Consoleで登録状況と検索流入を追います。順位が一時的に変動する可能性があり、以前の順位や流入がそのまま維持されるとは約束できません。Google公式:URL変更を伴うサイト移転。
移行費用は、制作・切り替え・保守を分けて見積もる
ページ数だけでは作業量を決められません。見積もりには、原稿の移し替え、デザイン、URL対応、フォーム、メール、ドメイン、公開後の保守を分けて書いてもらいます。
- 制作:何ページを移すか。ブログ、PDF、画像の調整、原稿修正を含むか。
- 切り替え:ドメイン・メール・転送設定・公開後テストを誰が行うか。
- 継続費:サーバー・ドメイン・メール・有料機能・保守の更新料金。
- 一時費用:新旧契約を並行して使う期間の支払いと、移管等の費用。
自作でも、公開後に作業する時間と担当は必要です。金額の整理には制作費・維持費の無料比較シートを使い、移行作業や並行契約分は見積もりメモへ別途残してください。
切り替え前後に見落としたくない確認表
作業する人と確認する人を決め、未確認のまま公開日だけを迎えないようにします。
この4つが未確認なら、切り替え日を見直す
見た目が完成しても、受付の準備が終わっているとは限りません。以下は当サイトが提案する公開判断の基準です。
- 業務メール:必要な過去メールを保存し、新しい環境で送信・受信・返信を確認した。
- 問い合わせ:フォームから送って、担当者の受信と返信先まで確認した。
- 主要ページ:旧URLの行き先を整理し、料金・サービス・連絡先へ到達できることを確認した。
- 不具合時の担当:問題を判断する人、連絡先、戻せる設定と戻せない変更を把握した。
未確認がある場合は、旧契約を終了する前に担当者と日程を調整します。特にドメイン移管は、Webの向き先を戻す作業と同じではありません。何でも元に戻せる前提で進めないでください。
通知メールの確認で止まったら、メールが届かないときの確認順へ。受付の設計から見直す場合は、フォームの項目と送信テストを使って確認できます。
- □ 旧ページ・画像・資料を保存し、新旧URLを照合した。
- □ ドメイン、メール、Jimdo有料プランの契約を分けて確認した。
- □ スマホで料金・営業時間・連絡先・主要ボタンを確認した。
- □ フォーム送信から担当者の受信・返信まで試した。
- □ メールの送受信・転送・必要な過去メールの保存を確認した。
- □ 転送、検索除外設定、サイトマップ、計測を確認した。
- □ 問題時に戻す設定、判断する担当、連絡先を残した。
- □ 公開URLで再テストし、旧契約を終了する条件を満たした。
よくある質問
独自ドメインを引き継げば、本文も移りますか?
自動では移りません。コンテンツとメールは別に準備します。原稿・画像・URLを確認してWordPress側で必要なページと受付を再構成します。
Jimdoを解約してからWordPressを作ってもよいですか?
業務用の受付を続けるなら、新サイトの表示・メール・フォームの確認が済む前の解約や削除は避ける計画が実務的です。更新日が近い場合は、移管・解約の期限と並行契約の費用を先に確認してください。
自分で移行するか、依頼するかの判断は?
文章や写真を移す作業に加え、ドメイン・メール・URL転送・復旧を確認できるかで判断します。制作だけ依頼し、公開後の更新は自分で行う分担も可能です。見積もりには担当範囲と公開後の対応期間を明記してもらいましょう。
公式資料の確認日:2026年11月1日。サービスの画面・契約条件は変更されるため、実施時は利用中のサービスとドメインの最新案内を確認してください。チェックリスト・工程・費用分類は当サイトの提案です。